「微気象制御学」領域シンポジウム

概要

微気象(建物や人間活動などの影響を強く受ける地表から高度100m程度までの気象)は社会が 抱える様々な課題に関係しているが、学術的にはほとんど手が付けられていない。 「微気象制御学」領域 では、 その予測を世界に先駆けて実現し、その予測情報に立脚した新たな社会サービスの実現可能性を示すことで、自然科学と社会に新たな変革をもたらそうとしている。本シンポジウムでは、領域活動の成果を紹介するだけでなく、多様な領域外の著名研究者の発表を通して、新たな連携創出の芽を育てる。

第3回「微気象制御学」領域シンポジウム

2023年2月22日(水)13:00-17:30

ハイブリッド開催:東京日本橋TKP(対面)+zoom(オンライン)

参加費無料

事前登録制(対面は事前招待者が対象。zoom事前登録はこちらから)

(後援:科研費学術変革領域研究(B)20B207)

13:00-13:10

開会のあいさつ、
「微気象制御学」領域の概要説明(東京工業大学 大西領)

13:10-15:10

各計画研究班からの研究活動紹介(各発表25分+交代5分)

  • 「AI融合シミュレーションによる微気象の調和的予測技術の創出」(調和的予測班代表:東京工業大学 大西領)
    「深層学習による超解像の微気象予測への応用」(東京工業大学 安田勇輝)
  • 「ドローンを用いた微気象の能動的超高密度観測技術の創出」(能動的観測班代表:千葉大学 鈴木智)
    「階層化最適制御の複数ドローン制御・分散推定への応用」(名古屋大学 椿野大輔)
  • 「人体温熱生理応答への微気象の影響解明とモデル化」(影響モデル班代表:名古屋工業大学 平田晃正)
    「深層学習による体温推定の有効性評価」(名古屋工業大学 植田晴大)
  • 「大型プラント内の異常高温排熱塊の発生要因解明とモデル化」(現象モデル班代表:名古屋大学 渡邉智昭)
    「主流と直交する旋回噴流群による熱拡散の数値解析」(名古屋大学 古田作)

15:10-15:20

休憩

15:20-15:50

招待講演1「都市生態系を理解する意義と微気象制御学との連携の可能性」(東京大学 曽我昌史)

15:50-16:20

招待講演2「都市の拡大と生物多様性の変容」(東京大学 内田圭)

16:20-16:30

休憩

16:30-17:10

招待講演3 「気象-社会結合系の制御理論の開拓に向けて:ムーンショット研究開発プロジェクトの紹介」(東京大学 澤田洋平)

17:10-17:30

領域の成果について(東京工業大学 大西領)
講評(同志社大学 小森悟)