理論科学、実験科学、シミュレーション科学、そしてデータ科学。 時代の進展とともに新しい科学的アプローチが生まれてきました。 その科学的アプローチの進展とともに、流体研究も進展してきました。
一般的に、理論科学では、現象やモデリングを1次元にまで落とし込みます。
実験科学では、0~2次元計測による研究が行われています。
そして、計算機性能の向上に伴い、シミュレーション科学的手法による数値流体計算
(Computational Fluid Dynamics, CFD)では、現象を
3次元空間で直接扱うことができるようになりました。
一方で、近年、目覚ましい進展を見せている
データ科学では、人が認知できる3次元よりもさらに高次元での関係性を見出すことが可能
になってきました。
現在は、データ科学の力を借りて、数値的に流体現象の解明を行う
Data-driven Fluid Dynamics (DFD)
の創生期です。
本研究室は、CFDだけでなく、DFDによる環境流体研究の新たな展開を目指します。